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「作業興奮」を活用する

人事部のカシイです。
精神論はあまり得意ではないのですが、今回はあえて「やる気」について深掘りしてみたいと思います。

結論から申し上げると、「やる気は後からついてくるものであり、最初からなくても問題ない」と考えています。
もちろん、最初からやる気があるに越したことはありませんが、現実はそううまくはいかないものです。

やる気が出なくても、とにかく手を動かしてみる。
そうすると不思議なもので、作業を進めているうちに気持ちが乗ってきて、結果的に集中できる――そんな経験、ありませんか?

「やる気が出ない。後でやるか……」
このパターン、私も何度も経験しています。そして決まって、納期ギリギリに提出する羽目になる。
今振り返ると、「やる気がないからやらない」という思考が、やる気そのものを“逃げる理由”にしていたのだと気づきました。

実はこの現象、脳科学では「作業興奮(さぎょうこうふん)」と呼ばれています。
簡単に言うと、「作業を始めることで脳が活性化し、集中モードに入る」という仕組みです。
興味のある方は“作業興奮”で検索してみてください。関連する記事や研究がたくさん出てきます。

この作業興奮は、仕事でもプライベートでも活用できます。
タスクを「とりあえずやる」、副業を「とりあえず進めてみる」、趣味を「とりあえず始めてみる」。
この「とりあえず」が非常に大事です。

私自身も、「面倒だから後でやるか……」を「面倒だけどとりあえずやるか」に言い換えるだけで、驚くほど生産性が上がりました。

もちろん、すべてに「とりあえず」で挑むのは危険です。
ITエンジニアとしての慎重さが求められる場面、たとえば「メール送信」などはその典型です。
誤送信ダメ、絶対。軽い気持ちで“とりあえず送信”はNGです。

「守るべきことは守りつつ、作業興奮を味方につける」――
これが、仕事でもプライベートでも前に進むためのコツではないでしょうか。

ちなみに、このコラムも「とりあえず書き始めてみた」結果、筆がどんどん進みました。
まさに作業興奮の効果を体感した瞬間です。

最後に、私が尊敬するビジネスマン・桜井政博さんが作業興奮について語っている動画をご紹介して締めくくります。

YouTube – 桜井政博のゲーム作るには「とにかくやれ!! 【仕事の姿勢】」

https://www.youtube.com/watch?v=JV3KOJ_Z4Vs

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