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便利な時代だからこそ、人とのつながりを大切に

社長の廣美です。

最近、インスタントカメラが若い世代に人気だそうです。
撮り直しはできず、現像されるまでどんな写真になっているか分からない。それでも、その「待つ時間」やレトロな質感も含めて楽しんでいるのだとか。

レコード人気の復活も耳にします。
スマートフォンで好きな曲をすぐに聴ける時代に、あえてレコードに針を落として音楽を楽しむ。そのひと手間が、かえって特別な時間や味わいを生み出しているのでしょう。

仕事の世界も同じです。
SNSやチャット、オンライン会議、そしてAIまで、便利なツールが次々と登場し、離れた場所でも仕事ができる時代になりました。私自身もAIにはよく相談しています。文句も言わず、24時間付き合ってくれる優秀な相棒です(笑)。

一方で、どれだけ便利になっても、画面越しでは伝わりにくいものがあります。
表情の変化や声のトーン、ちょっとした間、そして何気ない雑談。実際に顔を合わせたり、言葉を交わしたりすることで初めて伝わることは、今でもたくさんあります。

作家の堺屋太一氏は、日本社会の変化を語る中で「流通の無言化」という言葉を使いました。効率化が進み、お店での何気ない会話や地域のつながりが減っていったことを指摘しています。

会社も同じではないでしょうか。
効率を追求することはもちろん大切ですが、それだけでは信頼関係は築けません。メールやチャットで用件は伝えられても、「最近どうですか?」という一言や、ちょっとした雑談から生まれる安心感や信頼は、人だからこそ生み出せるものです。

便利な時代だからこそ、人とのつながりは意識して築いていかなければ、いつの間にか薄れてしまいます。オンラインでも対面でも、「話しやすい」「相談しやすい」と感じられる関係づくりは、働きやすい会社づくりの土台になると私は考えています。

便利なツールはこれからも積極的に活用していきます。しかし、人と人との温かいつながりまでAIに任せることは、まだできそうにありません。

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