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夜更かし常習犯のゲーマーが、8時間睡眠にしたらデバフが消えた件について

近年は本当に娯楽にあふれていると感じます。
動画配信サービス、SNS、ゲーム、ニュース。布団に入り、「YouTubeのShortを少しだけ見てから寝よう」と思ったはずなのに、気づけば1、2時間経っていることも珍しくありません。

「あと5分」のつもりが、なぜか30分に化ける。
あれは意志が弱いというより、YouTubeのShortが強すぎるのだと思っています。

私自身も以前は、6時間前後の睡眠が当たり前でした。それでも「まだやれている」と考えていましたが、今振り返ると、やれていた“つもり”だったのかもしれません。

ある時、パフォーマンスを上げたいのなら、まず生活の土台を整えるべきではないかと思いました。そして意識的に8時間睡眠を確保するようにしてみました。

変化は想像以上でした。

私はSEとして、日々仕様を考え、コードを読み、そして書いています。業務の多くは頭の中で構造を組み立てる作業です。

8時間眠るようになってから、朝の思考の立ち上がりが明らかに変わりました。仕様整理の迷いが減り、コードの意図が掴みやすくなりました。実装時の判断も落ち着き、細かなミスが減っています。

以前は午後になると「今日は頭が回らない日だな」と感じることがありました。しかし今思えば、頭が回らない“日”ではなく、頭が回らない“生活”をしていただけだったのだと思います。

コードレビューで過去の自分のコードを見るときの気持ちも変わりました。

たまに「え、これ誰が書いたの?」と思うことがありますが、大体は自分です。コメントもなく、少し遠回りな書き方をしているコードに出会うと、そのときの自分の余裕のなさがにじみ出ているように感じます。

しかし8時間眠るようになってからは、「あの時は急いでいたのだろう」と過去の自分を受け止められるようになりました。問題の量が減ったわけではありません。こちら側の余裕が増えただけです。この差は、思っている以上に大きいと感じています。

もう一つ明確に変わったのが、仕事終わりの余力です。

以前は「今日は疲れたからまた今度」と自然に先送りしていました。やらない理由は、驚くほどスムーズに出てきます。生産性は落ちるのに、言い訳の処理速度だけは落ちません。

8時間眠るようになると、体に余力があります。やらない理由よりも先に、「少しやるか」という選択肢が浮かぶようになりました。

その違いは、個人的に続けているトレーニングで分かりやすく現れました。

睡眠不足の日は、ダンベルよりもまぶたが重たい。一方、十分に眠れている日は体が軽く、「今日はやめておこう」という発想が減ります。気合いではなく、体力の有無が行動を左右していました。

これはトレーニングだけの話ではありません。

資格取得の勉強や新しい技術への挑戦も同じです。やる気は意志の強さだけで決まるものではなく、体の状態に大きく影響されます。体力に余裕があると、前向きな選択を取りやすくなります。

そして最も大きな変化は、メンタルの安定でした。

睡眠不足の日は、エラーログが呪いの呪文に見えてきます。ログは何も悪くないのですが、受け取り側の余裕がないからです。しかし、十分に眠れている日は「順番に確認しよう」と落ち着いて対処できます。

状況は変わっていません。
変わったのは、自分の状態でした。

振り返ると、努力が足りなかったのではなく、回復が足りていなかっただけだったのかもしれません。あの焦りも、あのイラ立ちも、単なる睡眠不足のサインだったのだと思います。

睡眠は「何もしていない時間」ではなく、「翌日の成果をつくる時間」です。

忙しい時ほど削りがちですが、実は最も効率の良い自己管理かもしれません。

最大の敵は、難解な仕様でも複雑なバグでもなく、布団の中の「あと5分」です。

まずは一週間、8時間眠ってみる。
それだけでも、思った以上に日々の質は変わるはずです。

……とはいえ、ポケモンの新作が発売されたら話は別かもしれません。

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